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ぴぃぷノート
これまで眼差されてこなかったものを眼差したい。
ぴぃぷノートには「触れてほしい」「知ってほしい」を集めています。
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「彼女たちの断片」に関する用語の解説
フェミニズム
政治や文化などにおいて、性別による差別や不当な扱いを受けず、
全ての人が平等な権利を行使できる社会の実現を目指す思想または運動のこと。
家父長制(かふちょうせい)
支配的な地位や特権的な地位を(主に)男性が占める社会システムのこと。
父親や最年長の男性、または複数の男性によって支配されている家族や一族を指す人類学的における説明と、
男性が女性や子どもを支配しているより広範な社会構造を指すフェミニズム理論の両方で使用されている。
ミソジニー
一般的には「女性嫌悪」「女性蔑視」として訳される。
ケイト・マンは、家父長制的な観点から良い女性と悪い女性を区別し、
後者を家父長制維持のために罰する「法執行」部門であると定義した。
優生保護法(ゆうせいほごほう)
1948年に施行され、法改正がされる1996年まで存在した日本の法律。
優生上の見地から不良な子孫の出生の防止と、母体の健康を保護する事を目的に、
強制不妊手術(優生手術)、人工妊娠中絶の合法化などを定めた。
1996年の法改正により、優生思想に基づく部分は障害者差別にあたるとして削除され、
「母体保護法」と名も改められた。
リプロダクティブヘルス&ライツ
性や身体のことを自分で決め、守ることができる権利のこと。
1994年、エジプトのカイロで開かれた世界人口・開発会議において提唱、国際的に承認された概念である。
性や妊娠・出産など生殖に関わるすべてにおいて、単に疾病や障害がないだけでなく、
身体的、精神的、社会的に完全に良好な状態にあることを指す。
水子供養(みずこくよう)
水子とは生まれてから日の経っていない子を意味する言葉だが、
特にこの場合、流産や中絶、生後間も無く亡くなった胎児を指す。
こうした赤子のために執り行われる供養を水子供養という。
産婆
分娩の介助や、妊娠時や出産後のケアを専門におこなっていた女性のこと。助産師の旧称。
参考書籍
木村涼子・伊田久美子・熊安貴美江編著『よくわかるジェンダー・スタディーズ』ミネルバ書房(2013)
ベル・フックス著/堀田碧訳『フェミニズムはみんなのもの 情熱の政治学』etc.books(2020)
ケイト・マン著/小川芳範訳『ひれふせ、女たち ミソジニーの論理』慶應義塾大学出版会(2019)
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